2019.04.15

No.054 仙巌園in鹿児島

鹿児島には世界遺産が二つあります。

一つは言わずと知れた屋久島(こちらは自然遺産の方)、そしてもう一つがこちら。
明治日本の産業革命遺産(こちらは文化遺産)

その産業革命遺産の一翼を担うのがここ、
仙巌園、尚古集成館です。
鹿児島駅から車だと30分圏内ぐらいのところにあり、アクセスもよく、中には”映えする”スタバもあります。

尚古集成館。
ここは鹿児島の他の観光地をパスしてでも
絶対に来たい場所!
shimadzu家の家紋。
建物も背後の山に隠れるように?作られていて、
山を極力削らず作られていて、
景観が守られていることも素晴らしい。
緑の洪水の序章。
松の枝ぶりがなんともいえない。
水面に映る緑まで心にしみてきます
(第4チャクラが復活する場所かも)
この右側には桜島がみえます。
(写真では見えないのですが)
こういう道が近くに欲しい。
毎日散歩したくなりそう。
竹林が急に現れてきたり、
南国っぽい植物があったりとバリエーションが豊富です。

大胆なプロポーションの灯篭。地震が来ても上の蓋?は
落ちたりぐらついたりしないものなのでしょうか。

桜島を借景とするお庭。贅沢すぎてもはや”あんぐり”。

shimadzuのお殿様は”粋”を理解する、風流なお殿様だったのでしょうか。
大名庭園はいくつもみてきましたが、こんなにも大胆さの中に繊細さが見え隠れする”巧妙に計算された庭園”は今までに見たことがないかもしれません。
たとえば、高松にも一歩一景をうたう栗林公園があり、そちらも見事ではあるのですが、
こちらは桜島を背景に、手前には錦江湾があり、
庭園と借景1と借景2が一体になっている様はあまりに贅沢。
世界広しといえども他に類を見ない、
まさに唯一無二の空間。

しかも四季折々で様子は変化し(庭園の緑が変わるため)、
朝夕で錦江湾に陽が反射しキラキラしたり、

桜島が噴火して空のキャンバスに新しい色を足していく…。
千変万化していくこの庭園はまさに”一期一会の美”をかんじることができる場所。
一度訪れたぐらいではこの庭園を”味わいつくした”とはとても言えないでしょう。
何度もなんども味わいたくなる場所。
何回も何回も訪れて、その空間の中に身を投じて自然の美を網膜で、
鼓膜で、全身で感じたくなる場所だと心から思いました。
これです、これ!どこを取っても絵になるのです。
おみやげ物屋さんも面白いものが勢ぞろい。ここは見所がたくさん!
動物pens!

なんとこれで250-350円ぐらい!(1本あたり)
リアルなのかコミカルなのかわからない感じがなんともキュート!
フラミンゴとか鳥とかいろいろあり、
全種類買いしたい気持ちになりました!
(荷物になるからしませんでしたが)
正面から。

やばくないですか?
このちょっと目が取れているみたいなところとか?!?
もちろん普通の記念品?みたいなのもあります。

shimadzuとか書いているやつ。え、企業ボールペンですか?っていいたくなるほど…ですが、
まぁ、うん、
私は動物ペン派です。w
(こういうご当地グッズとかの監修とかさせてもらえないかなぁ〜
もっと楽しいのができると思うねんけどなぁ〜)
庭園をガシガシ行く私。
結構暑かったのでこういうものでヴィジュアル的に涼がとれました。
見て見て!
この緑の洪水!
座敷童というか・・・こだまゆじ(from もののけ姫)
樹皮を一生懸命撮ろうとする私。w
撮ったものがこれ。木の表面がこうなっているんです。

一本の木にこれだけの色が溢れているんです。
豊かさがスパークしていて、本当にここは肥沃な土地なんだな、と。
その下からくる力たるや、
すごかったです。
自然がこれだけ喜んでいる場所だから人も同様にパワーをもらえる。
めぎれもないイヤシロチだと感じました。
庭園内にて。

http://www.shuseikan.jp/index.html

余談ですがここの薩摩切子ショップはぜひ行ってみて欲しい場所のうちの一つです。
日常使いにできるかどうかはわかりませんが、”objet”して飾りたくなるような素晴らしい切子作品と出会えるかもしれません。
なかでも二色使いの切子には心が震えました。
あんなに綺麗なものがあるなんて。
そして光を通すと器はさらに幻想的な光を放つものへと昇華する。
旅が終わったら薩摩切子買うためだけにまた訪れたいと思っています。

庭園内のご飯どころでご飯を!

鯛茶漬け定食をセレクト!
ご当地グルメもこの旅の楽しみの一つです!
デザートはこちら(場所を変えて)
カステラがなんとも美味!
鹿児島の土産物を買いに行きますか〜とのことで、
駅近くのこちらへ移動!
犬ちゃんがなんとも可愛い。
オーナーさんが有名人だそうで、余り店頭にはいないとのこと。

鹿児島のご当地ものがたくさんありアンテナショップのようになっている感じでした。大人でも欲しくなる素敵なものがたくさんあり、あれもこれも!と欲しくなりそうでした!

荷物に制限があるのでわたしはこの”しろくまbag”を購入〜!

この素敵すぎる庭園に連れて行ってくださり、被写体を何倍にも綺麗に撮ってくださったのはカメラマンでもありartist/hearlerでもある敦子さん(あれ?!こんな感じの紹介でよかったんでしょうか?!)

撮影された写真を見るだけであつこさんご本人のガラス細工のような繊細さが伝わってきます。
偶然かもしれませんが、彼女のフィルタ、いや存在そのものが薩摩切子のようにも感じました。
世の中に散らばる光の種は彼女を介するとキラキラと輝くものになっていく。
小さな火種を見つけて多くの人を照らす灯台の光へと昇華させることができる人。
そんな素敵なパワーを持つあつこさん。
またどこかでお会いできるのを楽しみにしております!