2019.05.31

No.069 島津家御用達の宿。美肌湯で有名な和多屋別荘にstay

嬉野温泉はそのルーツを神攻皇后の西征にまで遡ることができるほど古い。
嬉野温泉は大小さまざまな施設、宿が点在する佐賀県きっての温泉街。
そのなかでもひときわ目を引く、”ランドマーク”とも言える宿が、こちら。
和多屋別荘。
嬉野温泉(エリア)の中にある”島津家”の紋章を使うことが許されていて、
丸にクロスの紋をロゴを始め、館内のところどころで目にする。


そんな島津のお殿様も御用達だった湯に今回お邪魔してきました!
撮影ができなかったところ(温泉の中とか)は公式hpより拝借するなりして、レポートしたいと思います!

入り口。
私が今回ステイしたのはお部屋に露天風呂が付いているタイプのお部屋。

このテラスのようなところに月見台と露天があります。
こちら。源泉がかなり暑いので、厚めのが苦手な人は
お水を足したりして調整が必要かも。

日本三大美肌の湯といわれるぐらいですから、入浴後はツルツルに!
湯上りには、”嬉野のチャコーラ”。嬉野はお茶どころとしても有名。
チャテイストのコーラ、美味しかったです!
お部屋からの眺め。

この正面の黒いエリアは
特別湯殿 「心晶」のラウンジエリア。
和のテイストな中にモダンなものがミックスされていて
和洋折衷のなんともスタイリッシュな感じがしますね!
朝ごはんの湯豆腐。

温泉を使っているのかな?ふわっふわ、でした!
サラダにかけるドレッシング、オイル等もチョイスが豊富!
見た目にも綺麗です!
これが心晶のようす。

男性用、女性用は”入れ替わり制”なので一泊すると朝晩で違う趣のお風呂が楽しめます。ちなみにここは専用カードがないと入れないので、通常のプランに加えてそれを申し込む必要があるようです。ここはそれを加えてでも”行く価値あり”だと思いました!
特別湯殿というだけあってあまり人もいなくて、場合によっては貸切のようになるので、とてもリラックスできる場所でした。
そしてこのお宿の面白いところは館内に大工小屋があり、(自前で大工さんチームを抱えている!)彼らが随時新しいものを作ったり、修理したりをしているということ。通常は修理マターやなんらかの造作家具って”外注”なことが多いと思うのですが”ワタやさん”は違って、自前でいろいろやっているのです。そしてタワー棟があったり、別棟があったりと多種多様な部屋があるのがこの和多屋別荘なのですが、渡り廊下にとか、館内のちょっとしたところに手作りっぽい”愛嬌”を感じる造作物が至る所にあるのです。それを見て館内をぶらりと歩くのも楽しいのです。

夜にはイタリアもの?みたいなデッキチェアがテラスに出て夕涼みができるようになっていたり、和紙でできたパペットのようなものが展示・陳列されていたり、嬉野茶(パッケージがまた可愛い)がショップで売られていたり等、温泉にはいるだけ、ご飯を食べにくるだけでも楽しめる宿かもしれません。

新しい旅館もいいし、超老舗旅館もいいですが、こういう”日々変わることを意識して進化し続けている宿”というのもある意味珍しい(そのために大工さんを抱えているわけですし)
来年来るとまた違っていて、5年後に来るともっと変わっている。
訪れるたびに”印象がかわる。
和多屋別荘というのは、実はそんな”新陳代謝を繰り返し、進化し続ける”宿
なのかもしれませんね。


エントランスのあたりのロビーラウンジ
ラウンジ
デッキエリア